キンラン Cephalanthera falcata (Thunb.) Blume
2019/05/11 千葉県柏市

Cephalanthera falcata (Thunb.) Blume

キンラン 金蘭

科 / 属 ラン科 キンラン属
国内分布 北海道~九州
生育環境 暖温帯の落葉広葉樹林やマツ林の林床
生活型 多年草
花期 4-6月
草丈 20-80cm
種小名由来 「鎌状の」の意
和名由来 花の黄色を金に見立てた
別名 -

全国的にはあまり見かけないように思うが、関東には比較的多いようで、都市公園などでも生育している。しばしば盗掘されるようだが、樹木→外生菌根菌→キンランと3者共生しているようで、鉢栽培はほぼ不可能と考えてよい。展葉しきった葉は丸みがあり、他のキンラン属と比べて緑が深いような気がする。気のせいかもしれない。

唇弁が花弁化した、いわゆる六弁花もあり、これをツクバキンラン C. falcata f. conformisという。また、花の形はキンランそのものだが、色が白いものはシロバナキンラン C. falcata f. albescensという。白いと言ってもギンランのような真っ白ではなく、若干黄色が入ったクリーム色である。また、シロバナキンランでも、唇弁の内側は黄色い。完全に白いものは見たことがない。

<< 引用・参考文献 >>
・『日本のラン ハンドブック ①低地・低山編』(文一総合出版、2015)

(更新日:2020/03/03)