クモラン Taeniophyllum glandulosum
2018/04/30 鳥取県

Taeniophyllum glandulosum Blume

クモラン 蜘蛛蘭

科 / 属 ラン科 クモラン属
国内分布 本州(福島県以南)~沖縄
生育環境 暖温帯~熱帯の木の樹幹や枝の明るい部分に着生
生活型 多年草
花期 5-8月
草丈 根の長さは2-10cm
種小名由来 不明。「glandula(甲状腺)」と関係あり?
和名由来 放射状に根を出し着生する様子がクモのようであることから
別名 -

葉は無く、根にある葉緑素でもって光合成を行う。……他にあまり書くことが無い。
種小名「glandulosum」は甲状腺に関係があるのだろうか。太い根が枝や幹についている様子が甲状腺のようであるということか。

この場所で見つけたきっかけは、落ちていた太枝に辛うじて生きている個体が着生していたことである。落ちているなら上にもあるだろうと双眼鏡で見上げながら枝を確認していると、枝に並んで着生しているのが目に入った。思わず「気持ち悪い」と、周りに誰もいないのに声に出た。クモは苦手である。

比較的よく見かけるらしいが、植物体が小さく目立たないためか、なかなか見つけられないようで、これは鳥取県での初記録と思われる。とは言え、出張先で知り合った人から「鳥取県で未記録の種は仕事で見つけているが、守秘義務があるため教えることができない」ということを聞いたので、実際に初なのかどうかは分からない。

高いところに着生していたので、写真は分かり辛い。落ちていたものも写したのだが、写真が何処に行ったのか。見つけたら掲載する。

(更新日:2018/07/01)