ヤマトキソウ Pogonia minor
2012/07/20 鳥取県日南町

Pogonia minor (Makino) Makino

ヤマトキソウ 山朱鷺草

科 / 属 ラン科 トキソウ属
国内分布 北海道~九州
生育環境 冷温帯の日当たりのよい草地
生活型 多年草
花期 6-8月
草丈 10-20cm
種小名由来 「より小さい」の意
和名由来 山に生えるトキソウ
別名 -

草原に生える目立たないランで、種小名の通り小さい。

湿地に生育するトキソウ P. japonicaに対して、山地草原に生育するためヤマトキソウという。湿った草地に生えるというが、ススキ草原のような乾いた場所でしか見たことはない。案外地下水位が高いか、水持ちの良い場所だったのかもしれない。

葉は1枚つき、苞は小さく、花はクリーム色で上を向いて、ほとんど開かない。

類似のトキソウは湿地に生育し、花は横に向いており淡紅色で外花被片が開く。 また、以前から知られていたが最近ようやく記載論文(英語なので読めない)が発表されたミヤマトキソウ P. subalpinaは、花はトキソウの様に淡紅色で外花被片が開くものの、ヤマトキソウと同じような立地に生育する。

(更新日:2019/02/16)