ユウシュンラン Cephalanthera erecta var. subaphylla
2016/05/05 鳥取県

Cephalanthera erecta (Thunb.) Blume var. subaphylla
(Miyabe et Kudô) Ohwi

ユウシュンラン 祐舜蘭

科 / 属 ラン科 キンラン属
国内分布 北海道〜九州
生育環境 亜寒帯〜暖温帯の落葉広葉樹林の林床
生活型 多年草
花期 4-6月
草丈 10-15cm
変種名由来 「sub + aphylla(無葉の)」で「半無葉」や「やや無葉」の意か。
和名由来 植物学者・工藤祐舜に因む
別名 -

小さい。葉はあるが、苞葉のような小さなものが1、2枚のみ。花はギンラン var. erectaに似て、距が長めである。大きさも似たようなもので、頭が少々重そうである。

GreenListではギンランの変種とされているが、『日本のラン ハンドブック ?低地・低山編(文一総合出版、2015)』では独立種 C. subaphyllaとしている。「葉とともに花の形態が異なっている」とのことである。

上の写真の場所では他の草が繁っていない場所や、道端でよく見かけた。土は腐植質というよりも砂利のようなところだったように思う。
そういうところでないと他種との競争に負けてしまうのだろう。ただし、光合成にはあまり頼っていないようなので、光競争ではなさそうである。陣取り合戦か、菌根菌か、それとも微気象が不適となるのか。
色々と苦労があるのだろう。

(更新日:2018/02/03)